[導入事例] 韓国保険2位「ハンファ生命」、NAVERクラウドプラットフォームのNeurocloudで保険コアシステム構築

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こんにちは。NAVERクラウドプラットフォームです!

NAVERクラウドプラットフォームとハンファ生命は、クラウド基盤の保険コアシステムを共同で構築しました。韓国金融業界では初めて、コア業務システムをクラウドに移行する事例となるだけにその意義は大きいです。今回のクラウドへの移行には、NAVERクラウドプラットフォームのCaaS(Cloud-as-a-Service)であるハイブリッドクラウドNeurocloud」が適用されました。

プライベートクラウドパブリッククラウドのメリットを両方享受できる「ハイブリッド・クラウド」を導入することで、金融業界から要求される安定性をクリアするとともにコア業務の効率性をアップし変化する環境に迅速に対応できるようになりました。

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ハンファ生命の紹介

ハンファ生命は、1946年に設立された100兆KRW以上の資産規模を持つ、韓国2位の生命保険会社です。保険金支払能力評価で最高ランクのAAAを10年連続取得しており、ベトナムや中国、インドネシアなどにも進出しています。

 

ハンファ生命が導入したハイブリッドクラウド

ハンファ生命は、NAVERクラウドプラットフォームのハイブリッドクラウド商品であるニューロクラウド(Neurocloud)を、保険コアシステムに取り入れました。NeurocloudはNAVERクラウドプラットフォームのCaaS (Cloud as a Service)商品で、社内データにおけるセキュリティ規制を遵守しながら、社内legacy環境(オンプレミス)とクラウドを連携して柔軟に使えるといったメリットがあります。即ち、パブリッククラウドとオンプレミスの長所を同時に受け入れるものです。ハンファ生命にインストールされた顧客専用クラウドは、NAVERクラウドプラットフォームの専門家によりリモート管理をはじめ、ハードウェア、プラットフォーム、各種サービスのアップグレードといった支援を受けられます。

 

生命保険会社がクラウドを導入した理由

ハンファ生命は、スピーディに発展する技術とお客様のニーズに応えられる保険サービスを運営するため、老朽化したITインフラを改善する必要性に直面しました。顧客情報DBの安定的な運営と活用、変化する顧客と市場のニーズへの柔軟な対応、有効な費用管理についての見直しに迫りました。

 

クラウド適用されたサービス

「AI自動クレームシステム」の導入はもちろん、韓国保険業界では初めて基幹系業務全体をMSA (Micro Service Architecture)基盤のコンテナ環境に開発します。特に、アジャイル(Agile)な業務単位に分けて開発・リリース・管理できるDevOps環境を構築することで顧客と市場からのニーズの変化に迅速な対応ができるよう、構造的改善に主眼を置きました。

 

拡張性 & 費用効率化 & 安定性

今後、保険コアシステムの柔軟な拡張のため、データセンター内増設とともに金融クラウドゾーンへの拡張性が提供されます。全てのインフラは、利用量に基づき月単位で課金されるため、費用は効率的といえます。尚、ビジネスレベル協約と金融クラウド利用ガイドラインに定められた事項を遵守しながら、統合管理およびモニタリング環境も構築して安定的に運営しています。

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NAVERクラウドプラットフォームは、韓国クラウド企業の中で最も多くの国内外セキュリティ認証を取得しており、昨年6月には、IBK企業銀行と共同実施した金融保安院による安定性評価で全項目をクリアしました。現在、NH農協、東洋生命保険など様々な金融企業とのクラウド & AI基盤プロジェクトも進めています。 

クラウドと金融業界が一緒に作り上げていくシナジー効果と成長ストリーを、ぜひ楽しみにしてください。

ありがとうございました。

 

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